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うちのエルサはアスペルガー

我が家のエルサ(長女10才、アスペルガー)の日々と私がアスペルガーや発達障害について学んだことなどを綴ります。

「発達障害児の理解と支援」セミナーに潜入しました。

こんばんわ。
今回まじめな記事になってしまいました。
面白いこと書こうと思って、数日寝かせたんだけど、
ダメでした。
「あ、そういう真面目なの求めてねーから」って方は
今日は飛ばしてくださいまし。

先週金曜日「発達障害児の理解と支援」というセミナーに潜入
しました。何故「潜入」か、というと、このセミナーは
学童の指導員さん向けのセミナーに、親も参加しても良いとの
ものだったのですが、おそらく親は私だけだったのでは…
だから学童の指導員です、みたいな顔して受講してきました(笑)

今日の講師は
埼玉県発達障害者支援センターまほろばのセンター長
藤平俊幸先生。
数十年福祉の世界にいるそうです。
発達障害者の支援者のエキスパートです。
舘ひろし似のダンディでお話の上手い方でした。

何より嬉しいなぁ、と思ったのが、
これ学童の指導員の先生方が主催する研修会なのです。
自分たちが勉強したいテーマで定期的に研修会を開いているのだそう。
学童の先生達が「発達障害児について知りたい」と考えて
この研修会を開催しようと思ってくれたこと、
その学童でエルサがお世話になってること、幸せだなぁと思いました。

セミナー自体は
前半は「発達障害とはどういうものか」という話。
後半で「支援するためには」という構成でした。

私が1番心に残ったのは、
気になる行動の修正のみに終始しない。
安定した場面(得意なこと出来ること、頑張れること、落ち着ける場所や人環境など)を探る、広げる。
というところです。
最初の方の記事でも紹介した、この本のペアレントトレーニングを
我が家では基本的に行うようにしているんですが、
やっぱり問題行動を解消したい、と思ってしまうんですよね。

読んで学べるADHDのペアレントトレーニング――むずかしい子にやさしい子育

読んで学べるADHDのペアレントトレーニング――むずかしい子にやさしい子育

 

 このペアレントトレーニングも、良い行動を褒めて、良い行動を増やす
ことで、問題行動を減らす、というものなのだけど、
ついつい、問題行動を減らす方に気持ちが行ってしまいがちです。
「安定した場面を広げる」というのは、目から鱗でした。
得意なことを伸ばしたい、とは思っていたけれど、
不安定な精神状態でも頑張れる活動を広げるという視点は
持っていなかった。
他にも、応用行動分析のこと、TEACCHのことなども少しだけ説明が
ありました。このセミナーは学童の先生向けの第一回目のものなので、
知っている内容も多かったけど、益々もっと勉強したいなぁ、と
思うようになりました。

そして、先生の言葉の中から沢山の人に伝えたいことをご紹介します。
自閉症の子(年少さん)の事例で、
スーパーの牛乳のコーナーで商品が売れて無くなっているところに
他のメーカーの牛乳を並べて、お母さんが注意しても全く聞かない。
というものを紹介し、
例えばスーパーや電車などの公共の場などでひっくり返って
大泣きしている子を見かけた時に
「まったく、親はどういう躾してるのよ…」と非難するのではなく、
手助けの言葉をかけてあげて欲しい、それが支援なんです
という言葉です。
手助けの言葉をかけるのは難しいかもしれません。
でも少なくとも「何の事情も分からないのに非難することをしない」という
ことくらいは出来ると思うんです。
もちろん発達障害だけでなく、世の中には色々なケースの子がいます。
人はなかなか自分と自分の身近な体験以外のところまで
想像の範囲が及ばないものです。
色々なケースの子がいる、ということが社会の共通認識になること、
これは子育てしやすい社会になる為のひとつなのではないかなと
思っています。