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うちのエルサはアスペルガー

我が家のエルサ(長女10才、アスペルガー)の日々と私がアスペルガーや発達障害について学んだことなどを綴ります。

うちのエルサとサリーとアン。

皆様、こんばんわ。
今日あった出来事を忘れないうちに、と思い書いています。

アスペルガーの子が苦手な社会性を試すテストとして、
サリー・アンテスト、というのがあるのをご存知でしょうか。
下記のようなものです。

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サリーとアン、二人の少女がいて、サリーは持っていたビー玉を
自分のかごに入れました。サリーは外に遊びに行きました。
その間にアンはサリーのビー玉を自分の箱に移しました。
外遊びから帰ってきたサリーが最初にビー玉を探すのは
どこでしょう?

正解はサリーはアンが箱にビー玉を箱に移したことを
知らないわけだから、サリーは最初にカゴを探す。です。
だけど、この問題アスペルガーの子は8割近くの子が正答
出来ないそうです。
健常児だと4〜7才の間に正答率が急上昇すると言われています。

そこで、うちの8才のエルサにこの問題を出してみました。
サリーとかアンとか名前に馴染みが無いかな、と思ったので
これをエルサとアナ(妹)の名前でやってみました。
アナが外遊びに行くほうです。
エルサの解答がこちら。
「アナはさ、帰ってくるでしょ、そしたら、カゴと箱の両方を
開けるわけ。んで、そのビー玉をさ、自分の部屋に持っていくじゃん?
んでさ、アナはさー、いっつもさー、エルサに隠すじゃない?
だから、ベッドの下にビー玉を隠すと思うの。
それでさ、自分だけの物にしようって思うと思うの。」
もう、既に問題がなんだったのかわかんなくなっています(笑)
良くあることなんですけどね。

いやいやいや、アナとエルサの名前にしちゃったから、
ちょっと余計な感情が入り込んじゃったかな。と思ったので
もう一度。
「AちゃんとBちゃん」に変えて、ビー玉を赤いボールにして
再度聞いてみました。
Bちゃんが外に出て行くサリー役。
そしてエルサの解答がこちら。
「Bちゃんはさ、最初さ、箱とかごがおんなじところに
置いてあったのね。んでさ、その箱が机の上に移動してたの。
だから、おかしいなーなんかあったのかなーって思ってね、
自分のカゴとAちゃんの箱を開けるわけ。
そしたらボールがあるじゃない?んでさ、ボールを見たらさ、
Bちゃんは優しい子なの。
だから「一緒にこのボールで遊ぼう?」って言うの!!」

結局、サリーの立場の視点でモノを考えることが出来ない
物語を創作してしまうところは、一緒なんだね(笑)

そしたら、エルサは
「今度は私が問題を出すね!!」と言い出し…
「ママがかわいいくまちゃんのキーホルダーを持っていました。
ヨーコちゃんがおんなじくらいかわいいペンギンのキーホルダーを
持っていました。そしたら、ヨーコちゃんがママのくまちゃんの
キーホルダーを隠しました。ママが外に遊びに行ってから
帰ってきました。そしたらヨーコちゃんが一緒にお絵かきをしようって
言いました。んでかわいい女の子の絵と描いてたのね。
そしたらやっぱり工作がしたくなったので、
画用紙とかボンドとかそういうのを用意しました。
そしたらパパが来て、画用紙とかボンドとかを宝探しだ!って
言って、隠してしまいました。
そうしたらパパが、ゲームを始めました。さて、パパはどう
思ったでしょう!?」

え!!!質問そこ????
おーいっっ!!!!最初のキーホルダーのくだりどこ行っちゃった!?

ママとヨーコ全然関係ないじゃないの!!!
結局パパが全部持ってくんかい!!!

そして当の本人はその後、宿題が残っていたので、不機嫌ループに
ハマってしまい、問題の答えは教えてもらえませんでした(笑)
思考がどんどん飛躍していってしまう、
事象を系統だてて整理して説明することが苦手で、より多弁に
なってしまうというアスペルガーの特徴を良く現してる出来事
でした。

このサリーアンテストが載っていたのはこちら。

高機能自閉症・アスペルガー症候群入門―正しい理解と対応のために

高機能自閉症・アスペルガー症候群入門―正しい理解と対応のために

 

 高機能自閉症アスペルガーを理解するには良い本だと思います。
ちょっとお堅い説明が多いので、気軽に読める感じではないけれど。
余計なバイアスがかかったこととか書いていないところが、私は非常に
良いと思いました。全体的に網羅しているので、体系把握するのにも
ちょうど良いかも。そして保育園幼稚園や学校における対応についても
書いてあるので、関係者の方の入門書としてもオススメ。
ただ全体的に網羅しているため、ケーススタディ的には深く書いてあるわけ
ではないので、あくまで入門書として、ね。
この本で学んだことも、後々ここでちゃんとまとめたいと思っています。

※ちなみにサリーアンテストが出来なかったからと言ってイコールアスペルガー
ってわけではないです。あくまで統計的なことですし、得手不得手は個々人に
よりますので、あしからず。